ファッション

三陽商会が「バーバリー」ライセンス契約終了を発表

 三陽商会は19日、英ブランド「バーバリー」のライセンス契約について、「バーバリーロンドン」の婦人服・紳士服事業を2015年春夏物で終了すると発表した。ライセンサーである英バーバリー・リミテッド、バーバリー・ジャパン、共同ライセンシーである三井物産との協議のもと、合意に至った。三陽商会がグローバルコレクションを販売する「バーバリー」子ども服の事業は、同シーズンで英バーバリー・リミテッドとバーバリー・ジャパンに移管する。また「バーバリー・ブルーレーベル」(写真は14-15年秋冬コレクション)「バーバリー・ブラックレーベル」は15年秋冬物から「バーバリー」の名前を外し、「ブルーレーベル」「ブラックレーベル」という新たなサブブランドとして商品企画・製造・販売の事業を継続する。

 三陽商会は1970年から日本における「バーバリー」ブランドのライセンス供与を受けて、事業を拡大してきた。売上高は明らかにしていないものの、同社の約1063億円の連結売上高のうち半分近くを占めるといわれている。今回の決定によって、三陽商会は経営戦略の見直しを迫られる。

【関連記事】
三陽商会「バーバリー・ロンドン」の後継に「マッキントッシュ ロンドン」を指名
三陽商会が「マッキントッシュ ロンドン」を15年秋から発売

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。