クロスカンパニーは、創業20周年を機に、6月2日から東京本部を銀座の歌舞伎座タワーに移転した。ブランド数の増加、企業規模拡大による社員数の増加、海外事業拡大による国際都市「銀座」への移転、社内コミュニケーションの円滑化、福利厚生の充実による社員のモチベーションの向上が移転の理由。
新オフィスは、「CROSS FARM(人材を耕す畑)」をテーマに、「相乗力」を生み出すクリエイティブスペースとして「未来妄想室」「創造的会議室」「対面デスク」を設ける。
「未来妄想室」はソファや黒板を設置した、オフィス中心に位置する会議室で、ビジョンを設定する創造の場とする。「創造的会議室」はテーマに基づいた会議室名(umi、tsuchi、mori、taiyo、ame、kumo、yuki、tsuki、niji、hoshi、kiri)を設定し、議論の場として社員に提供する。「対面デスク」は「細胞活性化(CELL ACTIVATION)」というコンセプトをもとに扇形にデスクを設置し、3か月ごとに席を異動することで、社員のコミュニケーションの円滑化をはかる。
その他、福利厚生施設の充実の一環として、カフェスペースを設置。就業前、ランチタイム、就業後に流れるBGMは音楽家の西原健一郎監修のもと、毎月曲目を変更する。また、ペーパーレス化を推進するなど、環境に配慮したオフィス設備にしたり、各ブランドの世界観を反映した展示スペースを設けるほか、地元岡山に現代美術館の開設を計画する石川康晴・社長の美術コレクションを展示するという。
なお、クロスカンパニーは2016年度をめどに東証一部に上場を予定しており、売上高1580億円を目指しているところだ。
■クロスカンパニー移転先
所在地:東京都中央区銀座4-12-15 銀座歌舞伎座タワー17、18F