デニム素材大手のカイハラは7月1日付で、貝原護・代表取締役副社長が社長に、貝原潤司・社長は代表取締役副会長に就任した。海外営業を担当してきた貝原淳之・常務も専務になり、今後は海外販売を強化する。カイハラは年産4000万の生産能力を持ち、日本最大手のデニム生地メーカーだが、年産2億mの生産能力を持つ世界トップのトルコのイスコとは開きがある。技術革新も日進月歩で進んでいるため、今後は海外生産も視野に入れ、グローバル化を進めるもよう。
■貝原護(かいはらまもる)
1954年生まれ、60歳。慶応大学工学部卒、78年貝原織布(現カイハラ)入社、85年取締役、2003年から代表取締役副社長。