「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるピーター・コッピングが、ニューヨークを拠点とする「オスカー・デ・ラ・レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」の後継デザイナーに指名されるようだ。コッピングの移籍のタイミングや、「ニナ リッチ」の後継デザイナーは、現段階では不明だ。
オスカー・デ・ラ・レンタは現在82歳。長年、自身の後を継ぐデザイナーを探していたと伝えられ、2013年にはジョン・ガリアーノを3週間限定のデザイナーとして雇ったこともある。同じころには、健康状態も悪化し、「自分がこれ以上働くことができなくなった時、ブランドがどうなってしまうのか心配している」と話していた。経営面では、義理の息子であるアレックス・ボーレンが最高経営責任者(CEO)を務めている。また、同じく義理の娘であるエリザ・ボーレンは、2億5000万ドル(約262億5000万円)規模のライセンスビジネスを管理している。
「オスカー デ ラ レンタ」は、アメリカの超・大御所デザイナー。ヒラリー・クリントンを筆頭に上流階級の女性たちに支持され、特にアメリカのコンサバ層に絶大な人気を誇っている。