老舗ジーンズブランド「ボブソン」が復活する。同ブランドの買い戻しを進めていた子供服カジュアルのピーチフォート(旧ボブソン、尾崎博志代表)は、新会社ボブソンホールディングスを設立し、2012年11月に「ボブソン」ブランドを再取得した。「ボブソン」は2009年、旧ボブソンが経営悪化から、投資ファンドのマイルストーンターンアラウンドマネジメントへ国内における「ボブソン」ブランドを事業譲渡。マイルストーン社が新会社ボブソン(東京)を立ち上げ、新たにブランド展開を行っていた。しかし、新会社ボブソンも11年に民事再生法を申請し、その後は、商社やアパレル企業がブランドの販売権を取得する動きを見せていた。今回、取得したのはブランドの創業家で、いわば元のサヤに収まった形になる。今後は、デニムパンツの販売をスタートする予定。さらにウェブサイトを活用した販売網も構築する。取引先の開拓も本格化し、ジーンズ専門店への販売も再開する見込みだ。