?アダストリアホールディングス(アダストリアHD)は17日、完全子会社のポイントとトリニティアーツを2015年3月に吸収合併すると発表した。ポイントとトリニティアーツは解散し、統合後の同年5月にはアダストリアHDの社名をアダストリアに変更する。アダストリアHDは旧ポイントグループの経営統合によって昨年9月に誕生した持株会社。約1年が経過し、グループとしての顧客層の拡大など一定の成果は見られたものの、「バリューチェーンの最適化に時間を要し、商品企画精度の不足、経費増加などから、収益面では十分な成果を上げていない」(同社)と見て、意思決定の迅速化のためにさらなる組織再編が必要と判断した。
解散する子会社の2014年2月期の業績は、「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などを販売するポイントが売上高1180億円、営業利益86億円、「ニコアンド」などを販売するトリニティアーツが売上高376億円、営業利益14億円だった。アダストリアHDは15年2月期で連結売上高1859億円を見込んでいる。