良品計画は、「無印良品」の旗艦店を中国・四川省の成都に12月、オープンすると発表した。店舗面積は同社最大級の929坪。東京・有楽町店と同一の規模で、海外店舗としては圧倒的な広さになる。成都に出店する理由について金井政明・社長は「現在、同地域に出店している店舗の売り上げ成績がいいこと。また一般的ではない低層なショッピングモールの物件を見つけ、ブランドを表現しやすい環境だと感じ、北京や上海よりも先に旗艦店の出店を決定した」と説明。8月末時点で、108店舗を中国国内で運営し、今年度末までに新規25店舗をオープンする計画だ。中国での価格帯は、「日本と比べ、商品によって2倍のものもあるが、約1.1倍で販売可能なアイテムも用意できるようになった。我々が提唱する『感じいい暮らしをリーズナブルに』をテーマに、"いいものを丁寧に使っていくことが豊かだ"という価値観を提案していきたい」と話した。
同社は9月23日にフランス・パリに258坪の旗艦店をオープンしたばかり。「今後、特に人気の強い台湾や韓国、上海、シンガポール、ニューヨークなど現在展開する各国で旗艦店をオープンしたい」と意気込んだ。
【関連記事】
良品計画3〜8月期は営業利益19%増 天然素材の衣料品がけん引