ファッション

ファストリが大和ハウスと物流の合弁会社 ネット販売に対応

 ファーストリテイリングは大和ハウスと共同で物流会社の合弁会社を設立する。まずは有明の約1万坪の敷地に、地上6階建て、延床面積3万4000坪の物流センターを建設。2016年の稼働を目指す。ファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長は、「大和ハウスさんとは1990年(の第一号店)からお付き合いがあり、現在では550の店舗を手掛け、ファーストリテイリングの高収益の"素"を作っていただいている。今回の物流センターの設立の背景には、産業革命があるといっても過言ではない。製造現場と店舗の人が一緒に仕事をして、同期化して、いろんな技術を統合して、新しい商業を作ることになる」と意気込む。ファーストリテイリングは、商品開発・生産と店舗運営に加え、今後は物流までを自前で構築することになる。大和ハウスと共同で設立する新物流設備は、店舗や消費者へのECを横断した多機能物流拠点になる。

 大和ハウスは今後の物流インフラ構築のための資金調達として私募REIT(不動産投資信託)を活用。2016年から活用をスタートし、資産規模は650億円、利益配当4%を目指す。有明の物流拠点は首都圏向けに活用し、「今後は日本全国に5〜10ヵ所作りたい。お客さまや店舗の近くに作り、配送は翌日、早ければ当日配送も可能になる」(岡崎健・ファーストリテイリンググループ上席執行役員CFO)という。
 

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。