オランダ発ウェルビーイング・ライフスタイルブランド「リチュアルズ(RITUALS)」はこのほど日本に上陸し、9月19日に日本1号店となる路面店を表参道にをオープンした。「日々の暮らしの中でゆっくりと、過ごす時間を大切にし、小さなことに幸せを見出す」という哲学を広める目的で、ボディーケアとホームケア商品を販売する。世界1225店舗目(直営店のみ)となる青山店の売り場面積は78㎡で、約5人のスタッフが常駐する。9月4日から日本公式ECを開設している。初年度はショッピングモールなどに10店舗程度まで拡大する。
日本進出の経緯
日本進出に踏み切った経緯についてピーター・ヴァン・カンペン(Peter van Campen)=アジアパシフィック・ディレクターは、「『リチュアルズ』はヨーロッパで、ブランドとして強固な地位を築いてきた。グローバルブランドとして成長するために、アジアは重要な市場だ。5年前に香港に進出し、大きな成功を収めた。その後、シンガポールやクアラルンプール、バンコク、上海などに出店。マインドフルネスや日々の何気ない習慣を大切にする日本の文化は、『リチュアルズ』とも親和性が高いと思う。ブランド創設時のインスピレーション源にもなった日本に、ついに上陸できてうれしく思う」と話す。「日本のお客さまにも、ヨーロッパと同様にブランドを気に入ってもらえることを願っている。日本でも、ブランドのファンのコミュニティーを築いていきたい」と続ける。
「リチュアルズ」はヨーロッパで1300店舗以上を展開し、百貨店に6000以上のタッチポイントを持つ。ヨーロッパ全体の2024年度売上高は、20億ユーロ(約3120億円)を見込む。世界で最大の市場はドイツで、1年間で6億ユーロ(約936億円)売り上げているという。日本上陸から1年の売り上げ目標は非公表とし、「お客さまに、『リチュアルズ』の商品を通して心地良い体験を届けることを目的としている。結果はついてくるだろう」と話す。リチュアルズ・ジャパンをキュレートするブルーベル・ジャパンのセルジュ・グレベール(Serge Grebert)=社長兼最高経営責任者(CEO)は、「情報発信基地となる路面店とショッピングモールを併せ、上陸後の1年間で10店舗ほどの拡大を目標にしている。ブランドの認知度を上げるために、店舗はアピールポイントの1つだ」と述べる。
オープン記念特典
オープンを記念して、店舗またはECで購入すると“サクラ ボディ クリーム”(10mL)と“カーマ ボディ スクラブ”(40g)をプレゼントするほか、店舗では先着200人の購入者にオリジナルトートバッグをプレゼントする。またオープンから3カ月以内に店舗で購入の上、メンバーシッププログラムに登録すると“アムステルダム コレクション フォーミング シャワー ジェル”(50mL)をプレゼントする。
「リチュアルズ」とは
「リチュアルズ」は、2000年にアムステルダムに1号店をオープンしたウェルビーイングブランド。人類学者やパリの著名な調香師など、世界中のプロフェッショナルからなるクリエイティブチームと共に、日常の商品をユニークな体験に変えるというミッションの下、ボディーケアとホームケアを開発。イギリスやスペイン、フランス、ドイツ、中国など世界36カ国で展開する。
ブランド内で人気No.1(「リチュアルズ」調べ)商品は、“フォーミング シャワー ジェル”(全7種、各200g、1990〜2190円)。ジェルから泡に変化するシャワージェルで、もっちりと肌を包み込むようなテクスチャーが特徴。1本で1カ月前後使用できる。日本ではメーンシリーズとなるアムステルダム国立美術館とパートナーシップを組み、パッケージにデルフトブルーの陶器から着想を得たデザインを採用したラグジュアリーシリーズの“アムステルダム コレクション”のほか、6つのクラシックシリーズや4つのプライベートシリーズ、フレグランスのみの“アイコニック コレクション”など多彩なラインアップをそろえる。いずれもボディー、ホーム、バスのカテゴリーを扱う。スキンケアは“ナマステ”シリーズでクレンジングから化粧水、クリームなどを扱う。
■「リチュアルズ」青山店
オープン日:9月19日
時間:11:00〜20:00
住所:東京都港区南青山5-6-5 KYビル