スペインのインディテックスグループが展開するウィメンズカジュアル「ストラディバリウス」の日本旗艦店が、11月7日、大阪の心斎橋筋商店街にオープンする。同ブランドは今年4月に日本上陸。ららぽーと甲子園を皮切りに、ららぽーとTOKYO-BAY、イオンモール大高、イオンモール各務原、名古屋ゼロゲート、ららぽーと和泉と矢継ぎ早に出店。12月にはピエリ守山に出店し、年内8店舗となる予定だ。
世界900店舗目となる日本旗艦店は、姉妹ブランド「ザラ」「ベルシュカ」の心斎橋店の至近に立地。2フロア構成で店舗面積約1400�u。スペインの旗艦店と同規模の世界最大級の店舗となる。日本旗艦店を心斎橋筋に出店した理由について、ストラディバリウスジャパンのルレ・ノルベールCEOは、街のポテンシャルの高さをあげる。「『ザラ』が大阪に出店して15年目、『ベルシュカ』が3年目。大阪の市場規模と心斎橋筋商店街の強みをよく知っているからこそ出店を決めた。商店街に広いスペースを確保できたこと、アジア人観光客に対してアピールできるのも大きな魅力」という。
店舗はボヘミアンをテーマに「NYソーホーとカリフォルニアのイメージをミックスした、ロマンティックでトレンディでモダンなデザイン」(ブランド担当者)。スペイン本国から輸入した大理石を使った店内奥の大階段が印象的だ。
1階は主にウエア、2階はアクセサリーを中心に構成。シューズ、バッグ、帽子、スカーフ、小物などを入れると総在庫点数は約5万点におよび、アクセサリー小物の比率は3割近い。
「ザラ」「ベルシュカ」同様、日本の市場動向を捉えた品揃えと陳列も特徴。1階入り口付近には日本人好みのややマニュッシュでフェミニンなコレクションを配置し、白と黒にエンジを効かせたスタイリングなどを提案する。チェックシャツとミモレ丈スカートのコーディネート陳列も日本限定。2階にはつば広帽子やニットスカーフなど日本で人気のトレンドアイテムを充実させた。
1号店のららぽーと甲子園店をはじめ、既存店はいずれも予想以上の売上げで推移。来年は5店舗以上の出店を予定しているが、気になる東京進出の時期はまだ決まっていないという。