レクサスは、次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション「レクサス デザイン アワード」を今年も開催中だ。3回目となる今回は初の試みとして、入賞作品審査会を11月24日にインターセクト バイ レクサスで初開催し、メディアに公開した。
「レクサス デザイン アワード」は、世界で活躍中のクリエイター4人をメンターに迎えている。応募者は彼らとのセッションを通じてプロトタイプを制作。6人の審査員がそれらの中から最も優秀な12作品を選出し、来年4月に開催されるミラノサローネのレクサス・ブースに展示。その際、応募者は会場で作品についてのプレゼンテーションを行い、最終審査を経てグランプリ1作品が決まる。これまでは世界各国に散らばる審査員たちが各々に作品を審査していたが、今回初めて4人のメンターと6人の審査員が一堂に会し意見を交わし合い、応募の中から計20作品をプロトタイプ入賞候補作品として選出した。
メンターは建築家でエンジニアのアーサー・ファン、ゲームデザイナーのロビン・ハニキー、建築家でデザイナーのネリ・アンド・フー、デザイナーのマックス・ラム(写真)の4人。審査員は建築家の伊東豊雄、MOMAのキュレーターのパオラ・アントネッリ、工業デザイナーのバーギット・ローマン、デザイン評論家のアリス・ローソーン、キュレーターのアリック・チェン、レクサスインターナショナルプレジデントの福市得雄が務める。
今企画を指揮する高田敦史レクサスブランドマネジメント部部長 レクサス企画部主査は、「プラットフォームとなって若い才能を発掘し、世に送り出すこともラグジュアリーブランドとしての社会貢献の一つだと考えている。3回目の今年は2000人を超える応募があり、年々反響が大きくなっている。今後もこうしたクリエイティブを刺激し合い、広げる場を積極的に提供したい」と手応えを語った。