PROFILE: 齋藤竜太さん/「ジーユー」マロニエゲート銀座店
学生時代、齋藤さんはファッションを楽しんでいなかったという。「薬学部の勉強が忙しかったし、体重が100kgを超えていました」。しかし、「もっと違う世界が見たい」と一念発起し、当時“一番興味がなかった”洋服の世界に飛び込んだ。販売をするなかで、接客やファッションの面白さを体感。「ジーユー(GU)」とは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)とのコラボによって出合った。「世界的なデザイナーとコラボできるなんて、すごいと興味を持った。ファッションで世界一になれる可能性を感じました」。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号から抜粋です)
配属された銀座店で出会ったのが、伊藤由紀店長(現営業部部長)だ。「28歳での転職でしたが、勢いと感性だけで、実は敬語もちゃんと使えていませんでした。『会社の原理原則や考え方を1から学ぼう』と言われて、人となりを育ててもらいました」。前職で磨かれたファッションのセンスに、規律や商売の精神などが加わった。「前職と全くスタイルが違う『ジーユー』で何をしようと考えた時に、とにかくお客さまに喜んでもらおう、お客さまと会話しようと決めました」。
定価格帯の「ジーユー」で顧客を作る接客術
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