「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「ユニクロ(UNIQLO) 」は19日から、チャリティーTシャツプロジェクト「ピース・フォー・オール(PEACE FOR ALL)」での国際的な報道写真家集団マグナム・フォトとのコラボレーションの一環として、写真展「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール(GLOBAL PHOTO EXHIBITION−PEACE FOR ALL)」を、東京・表参道の国際連合大学前広場で行っている。23日まで。既に、ロンドンでも同様の屋外展示を3週間にわたり実施。今後、ソウル、ニューヨーク、ハノイ、日本では広島など世界10都市以上で開催する。
支援の現場で撮り下ろした写真を展示
「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「グローバル・フォト・エキシビション–ピース・フォー・オール」展示会場
「ユニクロ」は20日から、マグナム・フォトの3人の写真家と組んだ「ピース・フォー・オール」のTシャツ3型(各1500円)を販売し、利益の全額を他の「ピース・フォー・オール」のTシャツと同様に、パートナーシップを結ぶ3団体(国連難民高等弁務官事務所 UNHCR、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナル)に寄付する。今回の写真展では、その3団体が実際に活動する難民や女性、子どもたちの支援の現場に3人の写真家が赴き、撮り下ろした写真を展示。“Tシャツを買って着る”というアクションが、世界のどこで、どのように役立てられ、どんな人に力を与えることができたのかを、マグナム・フォトの作品63点で表現するものだ。
「今世界で何が起こっているのか」を伝える作品
左から、ユニクロ サステナビリティマーケティングチーム シェルバ英子部長、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表 伊藤礼樹氏 、マグナム・フォト会員写真家 オリヴィア アーサー氏、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 専務理事・事務局長 高井明子氏、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン 池上清子理事長
ユニクロ サステナビリティマーケティングチーム シェルバ英子部長(左)と マグナム・フォト会員写真家 オリヴィア アーサー氏
マグナム・フォト会員写真家 オリヴィア アーサー氏
ユニクロ サステナビリティマーケティングチーム シェルバ英子部長
写真展開催に合わせて、3人の写真家のうちの1人であるオリヴィア アーサー(Olivia Arthur)氏も来日した。ルーマニアでのセーブ・ザ・チルドレンの活動に同行し、ウクライナ難民の子どもたちなどを撮り下ろした。「私たちは報道写真家集団として、『今世界で何が起こっているのか』を伝えられる作品を目指した。このプロジェクトを通じて、“どんなに過酷な状況におかれている人々でも、常に想像力を働かせていて、創造的でいようとしている“というメッセージを伝えられたらと思う」とコメント。ロンドンで実施した屋外展示についても触れ、「限られたギャラリーではなく、多くの人が見る屋外での展示というのに大きな意味がある」とも話した。
同プロジェクトを主導した、ユニクロのサステナビリティマーケティングチームのシェルバ英子部長は「遠く離れた場所で不安定な生活を強いられている人々と写真を通じてつながり、すべての人が安全に暮らせる未来と、世界の平和を願うきっかけが生まれる写真展を目指している。これからも“服の力”で平和への願いを発信し、世界中のお客さまやパートナーと共に活動していきたい」と話した。
ユニクロ初の本格的な写真展となる同プロジェクトは、音声ガイドのナレーターに綾瀬はるか氏、佐藤可士和氏、国枝慎吾氏を迎え、支援現場の現状や写真が撮られた背景、写真家の思いなどを音声で解説する。
「ピース・フォー・オール」は、ボランティアで参加した著名人が、平和への願いを込めてデザインしたTシャツを販売し、利益の全額(販売価格の約20%)を難民支援活動などに寄付するプロジェクト。22年6月の販売開始以降、計42組とコラボレーションし、累計販売枚数は524万枚、寄付総額は15億円超となった。
表参道での展示の後、国内では「ユニクロ原宿店」で9月24日〜10月6日、広島のひろしまゲートパークでは10月9〜15日に展示を行う予定。