ハニーズの2014年6?11月期連結決算は、売上高が前年同期比96.7%の287億8700万円、営業利益が同57.6%の7億5200万円、経常利益が同137.9%の28億1600万円、純利益が同238.0%の14億6900万円だった。消費税増税による節約志向の高まりから6?8月は客数が減少し、国内の既存店の売り上げは同92.4%に終わった。一方中国では、販売単価引き下げや店舗運営力の強化により客数が大幅に増加し、同104.7%となった。なお、経常利益と純利益の増加はデリバティブ評価益によるもの。
同社は今回の決算を受け、2015年5月通期業績予想を売上高625億円から582億円、営業利益を30億円から15億円に引き下げた。下期は仕入れコストの上昇に対応するため製造拠点のアセアンシフトを進め、現在の25%から45%に一気に引き上げる。また、店舗展開に関しては不採算店舗の退店を行ってきたが、国内25店舗、中国33店舗を新たに出店し、店舗開発部門の強化を図るという。期末時点の店舗数は国内844店舗、中国538店舗を見込む。