「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月17日、ホリデーコレクション第1弾としてアドベントカレンダー(7万3810円)を限定発売した。イギリス人現代アーティストのルーシー・スパロー(Lucy Sparrow)をゲストアーティストに迎え、フェルトを使用した夢のように美しい世界を探求。冬を象徴するアイテムや、ブランドのアイコニックなアイテムをポップな美学で再解釈した。ここでは、10月下旬から12月にかけて発売する商品を紹介する。
10月24日発売
新しい3種のフレグランスキャンドルは、ホリデーシーズンのための特別なデザインを採用。ラッカー仕上げのカラーグラスにあしらったラベルには、フェルトを使用した。毎年香りを一新する“サパン”だが、今年はシベリア松のエッセンスとバルサムモミの樹脂のノートが特徴。クリスマスの飾り付けをするために切り倒した新鮮なモミの木の葉と樹脂を連想させる香りに、シダーとインドネシア産パチュリを合わせた。“エトワール”は、ローズとサンダルウッド、ミモザ、アイリスのノートが調和する。柔らかいフローラルウッディノートを通して、冬空に輝く星を表現する。“フリアンディーズ”は、子どものころに戻ったような温かくグルマンな甘い香り。パンデピスの香りにシナモンとスターアニス、オレンジコンフィ、バニラが溶け合う。
限定版アイテムの多くは、モミの木の象徴的な形と特徴的な色合いに着想を得た。吹きガラス製の“キャンドルホルダー コンステラション ゴールド”(2万8050円)のほか、メタリックゴールドカラーのレザーとグリーンのフェルトを使用したスリーブ(3520円〜1万4850円)にもモミの木のデザインを反映。“ワックス製 キャンドルホルダー モン ボー サパン クラシックキャンドル用”(2万3980円)はポルトガルの職人が手作業で創作し、グリーンのモミの木の枝のイラストをあしらった。“リフレクター ミルフラム クラシック&ミディアムキャンドル用”(4万1250円)は、真ちゅう製ミラーが炎を反射し、華やかな雰囲気を演出する。
10月末からパリとロンドンの店舗では、スパローがフェルトを使用して実物大で制作した没入型インスタレーションを展示する。「ディプティック」の創造的で華やかなエスプリを反映し、手縫いの作品に囲まれた、エレガントな高級食料品を披露する。
11月13日発売
“サパン”の香りから、“限定版フレグランステーパーキャンドル”(4730円)や“限定版ルームスプレー”(50mL、7150円)を発売する。“限定版エクストララージ キャンドル”(1.5kg、5万5770円)のポットは、フランスの陶磁器工房ヴィルバンの職人が手作業で創作し、ダークグリーンのエナメルポットに本物のゴールドを散りばめた。
11月21日発売
世界40カ所の店舗では、スパローが「ディプティック」のためにデザインした手縫いの作品(全4種、2万4750〜3万3000円)をそれぞれ200点限定で発売する。細部にわたり刺繍を施し、アーティストのサイン入りだ。これらのモチーフは、吹きガラス製法によるガラスボールの中にも登場する。日本では青山と丸の内、六本木、京都バルの直営店、公式ECで取り扱う。
12月3日発売
ホリデーコレクションのラストを飾るのは、創業の店舗をオマージュした“サン・ジェルマン 34”のジャイアントキャンドル(5kg、14万8500円)だ。アンバーとパチュリ、ローズ、シナモンが混ざり合い、9つの炎で部屋を照らす。