素材大手のユニチカはストッキング製造子会社のユニチカバークシャーを、4月8日付でインナー大手の福助に2億5000万円で譲渡する。ユニチカは現在メーンバンクの三菱東京UFJ銀行を中心に金融支援を受け、構造改革を進めており、ノンコア事業の譲渡を進めていた。ユニチカバークシャーは、熊本にストッキングの自社工場を持ち、編み立てから縫製、染色までの一貫生産を行っている。同社の2014年3月期の売上高は14億2500万円、営業利益は4400万円、経常利益は5400万円、純利益は3200万円。現在は9億2300万円の債務超過だが、4月1日付で15億5000万円の増資を行い、半分を資本金に、半分をユニチカ本体からの借入金の返済に充てる予定。