ファッション

川久保玲が「ロンドン デザイン フェスティバル」で生涯功労賞を受賞

イギリス・ロンドンで毎年開催される世界有数のデザインイベント「ロンドン デザイン フェスティバル 2024(London Design Festival 2024、以下LDF)」の授賞式が9月16日(現地時間)に行われ、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」デザイナーの川久保玲が生涯功労賞を受賞した。

「LDF」は、川久保氏が1969年にコム・デ・ギャルソンを設立して以来、40年以上にわたってパリコレクションに参加し続けていることや、ロンドンをはじめとした世界の主要都市にセレクトショップ「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」をオープンしている点など、業界全体における影響力を高く評価。「20世紀で最も影響力のあるファッションデザイナーの一人であり、形と機能を覆し、美の概念を再構築し、身体と洋服の新しい関係を提案した 」と述べた。

なお、川久保は授賞式を欠席。代役として、「コム デ ギャルソン」青山店の建設に携わったイギリスの著名女性建築家アマンダ・レヴェテ(Amanda Levete)が賞を受け取った。

「LDF」は、デザイナーのジョン・ソレル卿(Sir John Sorrell)とベン・エヴァンス(Ben Evans)が2003年に設立した世界有数のデザインイベント。毎年、2000以上の企業やブランドが参加し、75カ国以上から60万人を超す来場者を集めるほか、デザイン業界への貢献を称えた4つの賞を授与。今年は川久保氏が生涯功労賞を、メイクアップ・アーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)がロンドン・デザイン賞を、バイオマテリアル・デザイナーのナッサイ・オードリー・チエザ(Natsai Audrey Chieza)がデザイン・イノベーション賞を、イノベーターのハリー・ブラキストン・ヒューストン(Harry Blakiston Houston)が新進デザイン賞を受賞した。

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