クロスカンパニーは4月28日付で、宅配クリーニング事業を行うバスケット(東京、松村映子・社長)の普通株式100%を取得した。買収金額は、非公開。クロスカンパニーは買収理由に、「数少ないインターネットを通じたビジネスモデルへの成長」と「アパレル事業との高いシナジーの期待」としている。同社は今期から、事業領域を「アパレル」から「ライフスタイル&テクノロジー」に変更しており、バスケットを子会社化したことで、新事業のプラットフォームとして育成するという。株式譲渡実行日は、5月11日を予定。
バスケットは2014年4月に設立し、インターネットを通じたクリーニング受付事業とITソリューション事業を行う。資本金は100万円で、社員は1人。宅配クリーニングの受付は、24時間スマートフォンまたはパソコンから全国どこからでも申し込むことができ、宅配業者の集荷またはコンビニからの発送後、熟練の職人が一点一点クリーニングし、最短5日で発送先に届ける。料金は一点ごとによって異なり、ジャケットが900円、パンツが600円、コートが2100円、ダウンコートが2980円、ワイシャツが240円、スカートが600円。普段着に加え、服飾雑貨やドレス、布団、作業着なども取り扱う。