アバクロンビー&フィッチ(以下、アバクロ)の2~4月期決算は、売上高が前年同期比86.3%の7億940万ドル(約886億7500万円)と減収だった。「昨年の"ロゴ廃止"戦略は少し行き過ぎた。ロゴ商品はわれわれにとって大きな存在だ。今後はより質の高いディテールのロゴ商品を製作する」とアーサー・マルティネス=アバクロ会長はコメントした。同社は昨年から業績を回復すべく、店舗数を縮小しつつファッション性の高いアイテムを導入し、北米中心に「アバクロ」のヘラジカロゴを大幅に減らしたが、それがさらなる業績低迷の要因になった。今後はロゴの再導入に加え、ターゲット層である大学生から20代後半までの"ミレニアム世代"に向けたリブランディングを実施する。