エイチ・ツー・オー リテイリング傘下の阪急阪神百貨店は、2006年3月に台湾の統一企業グループと結んだ業務提携を来年3月2日で終了すると発表した。阪急阪神百貨店は統一企業グループの百貨店事業進出に際し、開店準備と管理運営に関する技術指導を行い、07年に統一阪急百貨高雄店、10年に統一阪急百貨台北店の2店を開いた。10年間の契約期間満了を迎えるに際し、当初の目的が達せられたと判断した。両店の改称によって台湾から「阪急」の屋号はなくなり、派遣していた社員も帰国する。資本関係は結んでいないため16年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。
阪急阪神百貨店は、台湾で培った店舗運営のノウハウを18年春に開業する中国・寧波での中国1号店に活用する。