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アットコスメ トーキョーの6〜8月の商況 消費者とブランドからの厚い支持で過去最高を更新

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 アットコスメ トーキョーのコロナ禍以降の快進撃が続いている。百貨店ブランドからプチプラコスメまでそろえる唯一無二の化粧品専門店として独走状態だ。6~8月も、ECと連動したキャンペーンやポップアップの開催でその勢いを加速する。顧客と接点を持つ場としてブランドからの支持も厚い。

 アットコスメ トーキョーの6〜8月の売り上げは前年同期比24%増で過去最高をマークした。6月1〜7日に実施した「スペシャルウィーク」が全体の売り上げを押し上げた。ECと連動したポイントバックやお得なセット商品の販売が目玉のイベントで、19年から毎年同時期に開催する。6度目の今年は同44%増の売り上げを記録した。好調要因を北尾悠樹アイスタイル取締役は「(毎年12月に開催するコスメの祭典)ビューティデイと共に年々認知が広がり、盛り上がりを見せている」と分析する。プラットフォーム全体での継続した訴求が奏功し、期間中は通常時より高単価のアイテムの購入や購入個数が増加する。
 1週間ごとにブランドが入れ替わるポップアップストアも客数の増加に貢献する。同期間では特に韓国発のコスメブランド「フィー」が話題となった。日本初上陸となる“リップ&チーク ブラーリープリンポット”入りのキーリングをプレゼントするイベントを開催したところ、長蛇の列を生み、同店では珍しく整理券を配布するほどの盛況ぶりだった。「『フィー』はとにかくパッケージがかわいい。話題を呼ぶ施策作りも秀逸で、ノベルティーのキーリングを目的とした購入も多い」と話す。

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