「ユニクロ」や「ジーユー」「セオリー」などを手掛けるファーストリテイリングはデジタルイノベーションを推進するため、新会社ウェアレクス(英語名:Wearex Co., Ltd. )を設立した。9月1日付。社長には、P&G出身の最高情報責任者(CIO)である玉置肇ファーストリテイリンググループ執行役員が就いた。6月に発表した提携契約通り、アクセンチュアとの合弁会社となる予定。本社はファーストリテイリングと同じミッドタウン・タワー内に置く。「モバイルやクラウドなどのテクノロジーの活用を強化することで、既存のビジネスモデルのデジタル化を推進、実店舗とデジタル店舗の境なく、お客さまがいつでもどこでもファーストリテイリンググループの商品を選択、購入、受け取りができる、新しい買い物体験の実現を目指す」と説明。また、新会社では消費者向けサービスにおけるデジタルイノベーションを推進する、ITエンジニアの採用・育成活動を積極的に進め、まずは国内を中心に約50人体制で事業を開始し、将来的にはグローバル規模でのビジネス拡大を図る。