ファッション
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第104回

2025年春夏東コレ、再生回数が伸びたのは? コレクションのSNS動画を考える

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「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。104回目は、引き続きファッションショーの話。今回は、動画の再生回数を振り返るところからスタート。

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ソーシャルエディター津田:2025年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、東コレ)」では、「グローバル ファッション コレクティブ 2(GLOBAL FASHION COLLECTIVE 2)」(再生回数139万回)、「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」(再生回数29.6万回)、「カミヤ(KAMIYA)」(再生回数6.5万回)が「WWDJAPAN」のInstagram再生回数TOP3でした。意外じゃないでしょうか?「グローバル ファッション コレクティブ 2」は変形する服が多数登場し、「ヨシオ クボ」は吉本新喜劇とファッションショーが融合。3位の「カミヤ」ではデコトラが登場しました。ちなみに4番目の「バルムング(BALMUNG)」は、2階部分から地上のクッションに飛び降りる演出など、いずれも普通のランウエイショーではない仕掛けでビジュアル的インパクトの強いショーが再生回数の上位になりました。

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一方、東コレ常連ブランドの「フェティコ(FETICO)」(再生回数2.2万回)や「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」(再生回数3.8万回)、楽天グループの支援プロジェクト「バイアール(by R)」枠でショーを行った「サルバム(SULVAM)」(再生回数3.2万回)などは再生回数がやや低め。ブランドの知名度や人気度に比例しない結果となりました。

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