三越伊勢丹ホールディングスは、東京・丸の内と名古屋駅前に開店する新しい中小型店の名称を発表した。丸の内の仲通りの旧バーバリー跡地で開発中のメンズ業態は「イセタンサローネ メンズ」と名付け、12月中旬にオープンする。名古屋駅前で建設中の大名古屋ビルヂングに入るセレクトショップは「イセタンハウス」の名称で、来年3月にオープンする。
丸ノ内の「イセタンサローネ メンズ」は六本木の東京ミッドタウンに4月に開店したウィメンズ業態「イセタンサローネ」のメンズ版として提案する。新宿の伊勢丹メンズ館の強みを凝縮した分店と位置付け、既存の百貨店ではできない品ぞろえや編集を実現する高感度セレクトショップを志向する。営業面積は900平方メートル。店舗デザインは日本の伝統を生かした意匠を得意とするインテリアデザイナーの辻村久信を起用する。同社は「イセタンサローネ」をスペシャリティストア事業と定義し、首都圏限定の出店モデルとして新規店の可能性を探る。
名古屋の「イセタンハウス」は伊勢丹新宿店の編集力をベースに、出店エリアの地域特性に応じたMDで店舗を作る新しいビジネスモデルの1号店になる。営業面積は3フロアで3000平方メートル。団塊ジュニアを中心とした30〜40代を主要ターゲットにする。同店の反応を踏まえ、複数店舗展開を目指す。
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