子供服大手のキムラタンは、ペットボトルリサイクルや不動産事業を手掛ける大都商会に第三者割当増資を実施した。大都商会は8億円で1億株を取得、全体の11.23%を占める筆頭株主になる。キムラタンは調達した資金を企業の運転資金などに振り分けるほか、大都商会が中国・青島に有する日本製紙おむつの販売ネットワークを活用し、中国で展開する子供服ブランド「愛情設計」を販売する。この発表を受け、キムラタンの23日の株価は前日比1円アップの9円で取り引きを終えていた。
大都商会は中国出身の�ケ明輝・社長が1992年に設立し、2014年度の年商は約300億円。ペットボトルのリサイクル工場を日本と中国に有しているほか、日本製紙おむつの販売を青島で行っており、約5000店舗に卸している。2014年10月には約3億2400万円を投じ、中堅カジュアルアパレルのクリムゾンの株式41%を取得し、筆頭株主になっていた。