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TSIの収益構造改革 本社人員2割削減、不採算ブランドの撤退視野

TSIホールディングスは、3〜8月期の連結業績予想を上方修正する。修正後の予想値は売上高752億円(前回予想は745億円)、営業損益が1億7000万円の赤字(同9億円の赤字)、純損益が9億円の赤字(同9億円の赤字)。足下で進める広告宣伝費、物流費の抑制などの構造改革により、当初予想よりも営業赤字幅は縮小する見込み。

同社は27年2月期を最終年度とする中期経営計画において、同期末までに約100億円の収益改善を達成するとともに、連結の通期売上高1650億円(24年2月期実績は1554億円)、営業利益100億円(同17億円)、純利益77億円(同28億円)を目標に掲げている。

同計画内に盛り込んだ収益構造改革について、今後の具体策を発表した。販管費抑制へ事業構造や組織体制にメスを入れ、収益化が見込めないと判断した一部ブランドからの撤退のほか、25年2月期末をメドに本社人員の20%を削減する。そのほかにも25年春夏シーズン以降の仕入れ先工場の集約や生産地移転、社内外データの分析に基づく販売価格適正化、シフトや配置見直しによる店舗人件費の効率化、グループ内ECサイトと会員サービスの統合などを実施することで、余剰コストの低減に取り組む。

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