メルカリ(MERCARI)は、フリマアプリ「メルカリ」で出合える約1000点のアイテムを通して昭和・平成・令和の推しカルチャー・歴史を体感できるイベント「超推し活展」をSHIBUYA TSUTAYA1階で9月29日まで開催中だ。
「『メルカリ』において、2022年の1万点超から現在7倍程度推し活関連(商品タイトルや説明に「推し活」の文字が入っている)アイテムの取引が増加している」と初日の26日に行われた記者会見で、メルカリの千葉久義執行役員 VP of Marketing Marletplace。「越境ECでもエンタメ・ホビーのものがトップにランクインしているところからも推し活において欲しいものを手に入れる、時代を超えて欲しいものの入手に『メルカリ』が活発に利用されていると考えた」。
会場には昭和・平成・令和の推しカルチャーの変遷が分かる年表が壁一面に貼られ、そこに当時人気だったアイドルやアニメ、キャラクターのアイテムが並ぶ。また、推し活の象徴的なアイテムを使って、昭和・平成・令和それぞれの推し活ファッションを装う体験スペースも用意した。「誰もが自分の“推し”との出合いを楽しめる社会を実現するために、『メルカリ』ならではの体験が提供できると考えた」。同時に、出品されている様々なモノに出合える場としての「メルカリ」の認知向上も狙う。
懐かしのアイドル、アニメ、ゲーム、キャラクターのグッズが目白押し
1971年(昭和46年)の「スター誕生」に始まる「昭和」年表では、TVアニメ「キューティハニー」や、キャンディーズ、ビックリマンカード、松田聖子、ドラえもん、「少年ジャンプ」などのアイテムが並ぶ。1991年からの「平成」では、「スラムダンク」やモーニング娘。などのグッズのほか、オタク文化を拡大させた「電車男」、BTS、TWICEのデビューやVTuber「キズナアイ」の活動開始などが紹介されている。
「令和」のコーナーでは、「本人不在の誕生日会」や「推し活グッズをハンドメイドする作家の登場」といった現代の推し活のあり方を伝えている。
会見では「推し活循環社会」の現象を多田夏帆Oshicoco代表取締役が解説。不要になった推し活グッズを売りたい人と、かつてのアイテムやピンポイントで欲しいものがある買いたい人が、「メルカリ」を介して循環経済になっている状況や、参戦服、手作りファンサうちわへの需要などについて語った。
どの世代が訪れても懐かしいアイテムがあり、さらに推し活の歴史や盛り上がりが分かる。そして、全て手に取れるというのも魅力だ。また、全てのアイテムが「メルカリ」で買えるという。「いくらするのかな?」と、思わず「メルカリ」で検索したくなるイベントだ。