ファッション

「イザベル マラン」が、仏投資会社ユーラゼオに売却か

 仏投資会社ユーラゼオが、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」の株式の過半数を取得する、という話が浮上している。ロイター通信によると、この取引については数週間前から話が進められているが、差し迫った話ではないようだ。これに対して「イザベル マラン」はコメントを控えている。

 イザベル・マラン(Isabel Marant)は4月のインタビューで、「私はインディペンデントで、世界中の素敵な百貨店で私のブランドを売ることができてとても嬉しい。しかし、自分のブランドに対して目を配れるくらいの大きさがいい。大きくなりすぎたら、少し煩わしいと思ってしまう」と語っていた。

 また、主要都市に旗艦店を設けることや、フレグランスやハンドバッグもローンチする可能性があるとしたが、株式の売却にていては明言しなかった。

 マランは、「売却の有無について、ノーとは言い切れない。何が起こるかわからない」と話した。

 同ブランドは、サンフランシスコ、ロンドン、マドリッドを含む18都市に店舗を持つ。最近では、香港、東京、大阪、ソウル、バンコクにも店をオープンした。日本では、トゥモローランドが店舗の運営とPR業務を担っている。また、2016年初めにはニューヨーク・マンハッタンに2号店をオープンする予定だ。

 ユーラゼオは9月、ファッションやアクセサリーの中古品のeコマースサイト、ヴェスティエールコレクティブの少数株を取得した。また、同社は「モンクレール(MONCLER)」「デシグアル(DESIGUAL)」にも投資を行っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。