ファッション

アシックスと早稲田大学が包括的提携 大学スポーツの産業化を目指す

 アシックスは、早稲田大学と包括的な提携を結んだ。契約期間は2016年3月2日から5年間。主な取り組みの内容は、スポーツ製品やスポーツ医科学などの研究開発、スポーツを通じた人材育成や国際交流、スポーツ振興のためのボランティア活動やイベント開催などの社会貢献活動の3つを柱にする。競走部(陸上部)やラグビー(蹴球)部など、全44体育部のトレーニングウエアやユニホームなどを手掛け、実際に使用する学生の意見を製品の開発に生かしていく。アシックスの尾山基・社長は「今まで個別で部のサポートは行ってきたが、大学全体との提携は初めてだ。高い知名度と組織力のある早稲田大学とタッグを組むことで、ブランド価値向上にとどまらず、未来に継承する新たな価値を生み出せると確信している。早稲田大学とともに、日本の大学スポーツのさらなる発展とともに、大学スポーツの産業化にチャレンジしたい。学内に設置する売店の状況を見て、学外にも出店する可能性もある。一大学、一企業だけで大学スポーツの産業化は難しいかもしれないが、それにつながる種をまいていきたい」と意気込んだ。

 早稲田大学は、02年にアディダス ジャパンとパートナーシップ契約を締結。14年10月には早稲田キャンパス内に「アディダス」製品が購入可能な「早稲田スポーツオフィシャルパートナーショップ」を開いた。同店は今年2月に閉店している。

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