ルックは3月3日、オランダのデニムブランド「デンハム(DENHAM)」を運営するデンハム ザ ジーンメーカー B.V.(アムステルダム)と合弁会社デンハム・ジャパン(仮)を設立することを発表した。4月1日から日本での独占輸入販売とライセンス生産・販売を行う。出資比率は非公開だが、ルックが3分の2以上を出資するもよう。新会社の社長には、現日本法人のデンハム ザ ジーンメーカー ジャパンの根岸洋明・社長が就く。役員はルックから4人、デンハムから2人が選出される予定だ。現在「デンハム」は国内で18店舗を運営。2020年までに50店舗体制に増やし、売上げ目標は卸を合わせて40億円(小売りベース)を計画する。
多田和洋ルック社長は合弁会社設立の狙いについて、「伝統と現代、革新があり、創業者ジェイソン・デンハムのこだわりがつまった価値のあるブランド。今回の提携では、1年をかけて両社の考え方と方向性をしっかり協議した上で、従来のディストリビューション契約ではなく資本参加をして新会社を設立した。『デンハム』の企画力、商品力と、ルックの強みである海外ブランドの運営、商業施設との信頼関係を最大限に生かし、事業を拡大していきたい」と説明した。創業者であるジェイソン・デンハム=デンハム最高経営責任者(CEO)は「現在日本でのビジネスは順調に成長している。今後、日本企業としっかり手を組むことでさらなる可能性を見い出していきたい」と話した。