冠婚葬祭最大手企業のベルコ(BELLCO)は大阪ミナミの新歌舞伎座跡地に2019年、ホテル ロイヤルクラシック大阪(仮称)を開業する。設計デザインは隈研吾建築都市設計事務所。今年6月に着工し、19年10月にオープン予定だ。ベルコは1969年に創業した冠婚葬祭専門企業で、全国でベルクラシックなどの結婚式場やシティホール・ベルコ会館といった葬儀場などを運営している。同社は会員から少額の掛け金を集め計画的に運用し会員の婚礼や葬儀の際に還元する互助会方式をとっており、加入者数は200万人以上。規模も施設数も日本最大規模だ。同社が大都市型ホテルを手掛けるのは初めてだ。
地下鉄難波駅に直結する同ホテルは地下1階地上19階の20階で、延べ床面積は2万6500平方メートル。150室の客室をはじめ、レストランやラウンジ、宴 会場、2つのチャペル、フォトスタジオ、ブライダルサロンを設ける。低層部は新歌舞伎座のファサードの一部を継承したデザインで高層部はアルミを使用したダイナミックなデザインになるようだ。