アレッサンドラ・ファッキネッティ(Alessandra Facchinetti)「トッズ(TOD'S)」ウィメンズ クリエイティブ・ディレクターが辞任する。2016‐17年秋冬コレクションが最後となった。
ファッキネッティは「グッチ(GUCCI)」や「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のヘッドデザイナーを経て、11年に「ピンコ(PINKO)」とコラボして「ユニークネス(UNIQUENESS)」をローンチした。13年2月にデレク・ラム(Derek Lam)の後任として「トッズ」のウィメンズ クリエイティブ・ディレクターに就任し、14年春夏シーズンにデビューした。カプセルコレクションを手掛けていたラムとは異なり、フルコレクションをデザイン。トッズ・グループ(TOD'S GROUP)のクラフツマンシップとレザーの専門知識を生かしたショーをミラノで発表してきた。
ファッキネッティは「今後は、トッズの戦略を成功させるために今まで二の次にしていた他のプロジェクトに邁進したい。品質とクラフツマンシップ、卓越したモノづくりをビジネスの根幹にするトッズで働けたことはとても誇りであり、ディエゴとアンドレア・デッラ・ヴァッレに感謝する」とコメントした。ディエゴ・デッラ・ヴァッレ(Diego Della Valle)=トッズ・グループ会長兼最高経営責任者は「われわれはイタリアンスタイルおよびファッションに対する明確な視点を育てようと努めてきた。ミラノで見逃せないショーの一つになり、これらの目標を達成できたと思う。アレッサンドラの今後の活躍に幸多かれと祈る」と語った。
LUISA ZARAGANI訳 WWDジャパン編集部