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しまむら3〜8月期、最終利益5.5%増 PBの夏服が売れる

しまむらの2024年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の3305億円、営業利益が同4.1%増の314億円、純利益が同5.5%増の221億円だった。上半期としてはいずれも過去最高を更新した。引き続きPB(プライベートブランド)およびJB(ジョイント・プライベートブランド)が好調で、特に夏物の下着やカジュアルウエア、インフルエンサーとの協業企画がよく売れた。

店舗数は純増7の2236店舗。主力の「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は同3.9%増だった。PBおよびJBで話題性のある比較的高めの価格帯が活発に動いた。PBの「クロッシープレミアム」では接触冷感素材のキャミソールやTシャツの下着がヒット商品になった。またインフルエンサーと組んだ商品も人気で、田中里奈さんによるデニム、MUMUさんと開発したブラジャーやショーツも好調だった。

人手不足対策として店舗スタッフの賃上げを実施したため人件費が同7.9%増えたが、「店舗の作業の遅れが解消され、その分、売り上げが上向いた」(鈴木誠社長)。チラシ配布を抑制し、デジタル販促への切り替えを進めたため広告宣伝費は同0.8%減らした。販管費率は25.2%で前年同期並に抑えた。

上期の好決算を受けても25年2月期の予想は据え置く。売上高6596億円(前期比3.9%増)、営業利益563億円(同1.9%増)、純利益401億円(同0.3%増)を見込む。

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