アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の2025年春夏コレクションは、体のあらゆるパートに、隙間なく、装飾を施したアクセサリーを装着するムード。バッグやシューズ、そして数々のコスチュームジュエリーは、ミケーレの「ヴァレンティノ」スタイルを形作る上で非常に重要な存在だ。
バッグは、比較的シンプル。「V」のロゴをフラップに配したショルダーバッグは、ブラックからレッドまでのクラシックな色合いで提案する。大きなメタルパーツを打ち込んだ、ホーボーバッグもある。
シューズは、細かなスタッズを打ち込んだグログランのリボンを足に交差させるパンプスがメーン。タイツ同様、レースをふんだんに用いて華麗に仕上げた。
そしてネックレスやイヤリング、ブレスレットの他、アンクレット、ノーズリング、そしてリップアクセサリーと、コスチュームジュエリーは大充実。いずれもヴィンテージのような風合いで、一部はエジプトや中東、南アジアを思わせるオリエンタルな雰囲気に仕上げた。どれも大ぶりで、抜群の存在感を放っている。