TSIホールディングスの2016年2月期は、本業のもうけを示す営業利益が前期比114.8%の10億6100万円だった。上期に2社の解散を含む12ブランドを廃止し、292店舗を閉鎖するなど、引き続き大規模なリストラを断行。暖冬による冬物苦戦もあって売上高は同92.5%の1672億1100万円に減った。リストラや販管費の削減が寄与して営業黒字を確保したものの、営業利益率は0.6%の水準にとどまる。事業撤退などに伴う減損損失約19億円や希望退職関連費用約12億円などを特別損失として計上したため、純利益は同60.6%の13億9100万円だった。
今期は売上高1660億円(前期比99.3%)、営業利益30億円(同282.7%)、純利益26億円(同186.8%)を計画する。