TSIホールディングスの2013年3〜8月期連結業績は、本業の儲けを示す営業損益が14億400万円の赤字(前年同期は10億7600万円の赤字)になった。中核企業の東京スタイルは構造改革の総仕上げとして、当期は不採算5ブランドの廃止に伴う約200ヵ所の売り場閉鎖を行なうなど、引き続きリストラを進めた。売上高は対前年同期比96.8%の876億6000万円だった。グループ企業のナノ・ユニバース、「アプワイザー リッシェ(Apuweiser-riche)」を運営するアルページュなどが好調に推移した。固定資産除却損及び投資有価証券売却損など特別損失21億600万円を計上したことで、純損失28億8800万円となり、赤字幅は4億円以上悪化した。通期予想は、売上高1800億円、営業利益12億円、純損失15億円。
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