TSIホールディングスは、斎藤匡司・執行役員(48)を5月28日付で社長に昇格させる。三宅正彦・会長兼社長(80)は、代表権を持ったまま会長職に専念する。正式には5月28日の定時株主総会と取締役会、監査役会で決定する。斎藤氏は、日本ロレアルの部長や健康食品のシャクリー・グローバル・グループで社長を務めた経歴を持ち、昨年12月、TSIホールディングスの顧問に就いた。
同社は2011年6月に、東京スタイルとサンエー・インターナショナルが統合して発足。設立以来、営業赤字が続いていたが、15年2月期に初めて黒字化を果たした。今後、ファッション以外の事業経験を持つ斎藤氏の社長就任で、新規事業の開拓が期待される。また、斎藤氏は事業戦略本部長と同本部海外事業企画部長も兼任する。
■斎藤匡司(さいとう ただし)
PROFILE:1967年3月24日生まれ、48歳。92年にエクソン化学(現EMGマーケティング合同会社)に入社。2005年、日本ロレアルのセレクティブ事業部長。12年、シャクリー・グローバル・グループ社長。14年12月、TSIホールディングス顧問
【関連記事】
TSIが中計発表 営業利益率7%目指す M&Aに200億円投資
TSIが統合後初の営業黒字 2015年2月期
TSIとトランジットがホテル事業に参入 米モーガンズ、ザ・スタンダードなどを誘致か?
TSIが非衣料品事業の子会社設立 秋にコミュニティーストア1号店