パルコは11月8日から、渋谷、池袋、名古屋、千葉の各店舗で、スタートトゥデイのバーコード読み取りアプリ「WEAR(ウエア)」を導入する。「WEAR」は、バーコード読み取り機能などを通じて、ユーザーが手軽に商品情報やアプリ上のコーディネートなどを入手できる一方、ファッションビルやショッピングセンターの多くが導入についてはショールーミング化につながるとして導入については慎重な姿勢を取る中、パルコは先陣を切って導入に踏み切る。パルコの牧山浩三・社長は、「WWDジャパン」10月14日号で、「WEAR」の導入について「パルコとしてはブランドの利益になることが重要で、僕ら自身は反対でも賛成でもなかった。ショールーミング化につながるという見方もあるけど、僕らにとっての顧客とは、店舗に足を運んでくれるお客さま。お客さまが望むことには、最大限配慮したい」と語っていた。
スタートトゥデイの前澤友作・社長は、「『WEAR』には、ファッション商材のデーターベース化、着こなし情報のデーターベース化、お客さまのクローゼットのデーターベース化、ユーザーの新しいショッピング体験という4つのイノベーションがある。これは僕らにしかできない、僕らだからできること。アプリはまずは500万ダウンロードを目指し、今後は海外展開にも取り組んでいきたい」という。
パルコは導入にあたり、渋谷、池袋、千葉の各店では11月8日〜11月21日まで、名古屋店では25日まで、店内で「WEAR」のプロモーションを実施する。
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