ファッション

スタートトゥデイがヤッパ買収 台湾に引き続き香港でWEARが拡大

 スタートトゥデイの2015年3月期の第1四半期(4〜6月)の連結業績は、商品取扱高が前年同期比112.0%の272億2400万円、売上高が同98.4%の84億100万円、営業利益が同100.3%の28億8300万円、純利益が同102.0%の18億7300万円になった。減収理由は、在庫リスクの極小化を推し進めたことにより買い取りショップ事業の構成割合が少なくなったためだ。

また7月31日、900以上の電子雑誌を取り扱う「マガストア」を運用するヤッパの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。株式交換は10月1日を予定している。ヤッパはスマートフォンやタブレット向けのアプリケーション開発やシステム開発事業を行なっており、国内有数の電子雑誌を扱う「マガストア」を主力サービスとしている。同社は、ヤッパを買収することで、電子雑誌事業および技術の相互連携をし、売り上げの拡大を目指す。

 13年9月にオープンしたガールズショッピングサイト「ラブー(LA BOO)」は、14年7月末にゾゾタウンに統合。柳澤孝旨・取締役は「『ラブー』に出店していたブランドは、ゾゾタウンにも出店している。昨年からサイトを運営した結果として、ゾゾタウンでしっかりとフォーカスしてプロモーションしていけばいいという結論に至り、統合した」と語る。

 また、海外展開へのテストマーケティングサイトとして運営していた「ZOZOTOWN.COM」は、14年6月にサービスを終了している。
一方、13年10月に開始したファッションコーディネートアプリ「ウエア(WEAR)」は、7月現在、ダウンロード数300万、コーディネート投稿数100万枚を突破と好調に推移。14年5月には台湾、同年7月には韓国と香港に進出している。

 15年3月期は、商品取扱高は1324億円(前年同期比115.5%)、売上高は417億円(同108.1%)、営業利益137億1000万円(同110.7%)、経常利益137億2000万円(同110.4%)、当期純利益84億3000万円 (同108.1%)を見込む。

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