「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は9月30日(現地時間)、パリで2025年春夏コレクションを発表した。ショー会場には、アーティスティック・ディレクターのデムナが確立したスタイルを体現するゲストであふれた。オーバーサイズのフーディやアウター、構築的なフォルムのジャケットに、古着を透明のガムテープで繋ぎ合わせたDIYのアイデアや、ゴミ袋の質感に似せた素材のイブニングドレス、フューチャリスティックなサングラスに至るまで、“自由放任主義“を謳う現在の「バレンシアガ」の美学がオフランウエイを彩る。
同ブランドが火付け役となったボリュームたっぷりのシューズも、スニーカーからブーツまでバラエティー豊か。バッグは、開けっぱなしのまま使用するユニークなフロントデザインが特徴の新作“ロデオ(Rodeo)“と、2001年に誕生し今年アップデートされて復活した“ル シティ(Le City)“、底がカーブした“アワーグラス(Hourglass)“が高い人気を誇る。デムナがランウエイで提案したように、バッグにチャームやキーボルダーをつけて自由にアレンジし、オリジナリティーを見せるゲストも多かった。