ユニクロは今秋、米国で出店攻勢をかける。東海岸のニューヨーク州に3店舗、ニュージャージー州に2店舗、コネティカット州に1店舗、西海岸のカリフォルニア州に4店舗の計10店を一挙に出す。立地はショッピングセンターが中心になる。
同社は2005年9月にニュージャージー州に出店して以来、現在米国に7店舗を展開しており、今秋の出店で店舗数は17店になる。大量出店を機に正社員・契約社員を含めて数百人規模の新規採用を行なう予定。米国事業のCOO(最高執行責任者)であるラリー・マイヤー=ファーストリテイリンググループ執行役員は「ユニクロの米国事業は、事業拡大を推進する準備ができた。我々の目標は、新しいお客さまへのブランド認知を高めること、また高品質なユニクロ商品を、より便利で手軽にお買い物いただけるカスタマーサービスの行き届いた環境で提供し、ファンを増やすことだ」とコメントする。柳井正・会長兼社長はかねてから「来期(2014年8月期)以降、ショッピングモールを中心に年間10〜20店舗を出店し、ニューヨーク近郊とサンフランシスコ近郊にそれぞれ20〜30店舗のドミナントを作る」と宣言していたが、これが実行に移すことになる。