松屋銀座は9月4日、5階紳士フロアを15年ぶりにリニューアルした。オープニングには、古屋毅彦・取締役常務執行役員兼営業本部長兼本店長を筆頭に、バイヤー、新規導入ブランドのショップスタッフら、同フロアが"できるだけ"イケメンと称するスタッフが勢ぞろい。10時に開店すると、"できるだけ"イケメンは、入店した消費者にリニューアルを知らせるパンフレットを配布した。
同店は6億円を投じ、5階フロアの75%にあたる1880平方メートルを大改装。新規に9ブランドを導入した他、既存22ブランドの売り場も改装するなど、見た目を意識するビジネスマンや銀座近郊で生活する30代のニューファミリーを想定ターゲットに売り場を大改造した。名物バイヤーの宮崎俊一が世界を飛び回って調達した素材を使ったパターンオーダーのショップ、アトリエメイドを筆頭に、週末を中心に職人の実演を見ることができる皮革製品ショップのレザークラフトマンなど、産地・工場・職人にまで踏み込んだ「ホンモノへのこだわり」を追求する。また、「インコテックス」や「ザノーネ」などを手掛けるスローウエアによるショップや、「アスペジ」「フェリージ」「ハンコック」などが手に入るブティックなど、日本のディストリビューターによるセレクト業態のショップにも注目だ。
改装後1年の売り上げ目標は、前年同期比120%の55億円。