ファッション

大磯産業が「トーマス ワイルド」の日本独占販売権を取得 2016年プレ・スプリングから取り扱い

 大磯産業(大阪、大磯隆重・社長)は、LAのコレクションライン「トーマス ワイルド(THOMAS WYLDE)」とセカンドライン「トーマス ワイルド ロサンゼルス(THOMAS WYLDE LOS ANGELES)」の日本における独占販売権を取得した。販売は2016年プレ・スプリングコレクションから。現在取り扱いを行っているアオイは15-16年秋冬までで終了する。なお、各ブランド名は16年プレ・スプリングから変更する。

 「トーマス ワイルド」は来年ブランド創設10周年を迎える。イギリス出身で1980年代にモデルとして活躍していたポーラ・トーマスが、LAに移住後の2006年、「トーマス ワイルド」を立ち上げた。デザイナーのルーツであるイギリスのロック・カルチャーをモダン・ラグジュアリーなスタイルに落とし込み、独特なプリントやデザイン、シルエットで表現する。2月には、ニューヨーク・ファッション・ウイークで初のランウエイショーを行った。重点商品と平均の上代価格は、ジャケットが35万円、コートが43万円、シルクドレスが18万円、アクセサリーが10万〜20万円。

 「トーマス ワイルド ロサンゼルス」は、「トーマス ワイルド」の半分〜3分の1の価格に抑えたラインで、15-16年秋冬にデビューしたばかり。重点商品と平均の上代価格は、ジャケットが17万円、コートが14万円、パンツが4万〜8万円、スカートが5万円前後。

 大磯産業は、「ミローネ」「シンクレジェ」「アニードーレ」といった国内ウィメンズアパレルの製造卸と呉服・和装小物の卸販売に加え、インポートの輸入代理業を行う。「トーマス ワイルド」と「トーマス ワイルド ロサンゼルス」は、伊シューズ「フィリップ モデル」、英バッグ「モダルー」、伊「テラ」等の海外ブランドを扱うティースクエア事業部に入る。今後、新しく販売する2ブランドに関しては、インポート系セレクトショップや主要都市のブティックに絞った販路拡大を図る。初年度で1億5000万円、3年で2億5000万円の売り上げ規模を計画する。なお、年2回のコレクションを発表する「トーマス ワイルド」は、日本での展示会は行わず、本国でバイヤーのアテンドを行うという。「トーマス ワイルド ロサンゼルス」はプレを含む年4回のコレクションを発表しており、日本で展示会を行う予定だ。

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