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「サロニア」美顔器とドライヤーの新モデルを発売 中高価格帯市場に狙いを定める

I-ne(アイエヌイー)の美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」は11月1日、ブラシ型美顔器“EMS リフトブラシ 3D ケア”(4万4000円)と“サロニア エアトリートメントドライヤー”(2種、各2万9700円)を発売する。公式ECサイト、楽天市場、全国の家電量販店、ドン・キホーテなどで取り扱う。

「サロニア」は、2022年にブランド初のブラシ型美顔器“EMS リフトブラシ”(2万7500円)を発売した。同商品は、頭皮、顔、全身にアプローチできる機能性を備えながら手に取りやすい価格というバランスが好評で、23年には楽天週間ランキング1位を28週連続で受賞した。今回、さらに機能性を追い求めたモデルとして“EMS リフトブラシ 3D ケア”をラインアップに加える。

“EMS リフトブラシ 3D ケア”は、電気刺激レベルを8段階、周波数を3種にアップデートした。既存モデルよりEMS刺激を70%増やしてリフト力を向上させ、顔の緩みや肩周りのケアなどにアプローチする。IPX7の完全防水で、お風呂での使用も可能だ。使いやすくミニマルなデザインはそのままに、カラーは高級感を醸し出すマットなメタリックブラックを採用した。

高価格帯のドライヤー市場は急成長

同社の調査によると、19年以降、ヘアドライヤーの平均価格は年々伸長。23年度のヘアドライヤー市場における2万5000〜3万5000円の価格帯の金額構成比は45%を占めるという。このマーケット動向を受け、“サロニア エアトリートメントドライヤー”の発売に至った。

“サロニア エアトリートメントドライヤー”は、遠赤外線を採用して内部まで乾かして髪のうねりを抑える。遠赤外線は水分子のみに反応するためオーバードライによるダメージも軽減。内臓式ノズルと高速BLDCモーターによって、美容師のドライ技術を再現する仕組みとした。この構造により広範囲を乾かすことが可能になり、従来品と比較して所要時間を72%カット。ダブルリペアイオンを導入し、キューティクルを整えて髪のまとまりを生み出す。

同ブランドは現在、3つのドライヤー商品をそろえる。19年に発売したロングセラー商品“スピーディーイオンドライヤー”(5918円)に加え、今年7月に“スムースシャインドライヤー”(1万3200円)、9月に“グロッシーケアドライヤー”(7678円)を発売し、1万円前後の商品を拡充した。

新商品のドライヤーと美顔器はともに、既存アイテムよりも高単価の商品を販売するに至ったが、「ブランド全体として今後も中高価格帯の市場を狙った商品を拡充していく計画だ」と広報担当者はコメントする。

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