米シーケンシャル ブランズ グループ(SEQUENTIAL BRANDS GROUP)(以下、シーケンシャル)が9月8日、ジョーズ ジーンズ社(JOE'S JEANS INC.)からアメリカのカジュアルブランド「ジョーズ(JOE'S)」を約6700万ドル(約79億7300万円)で買収した。また、同社は「ジョーズ」に関し、香港のグローバル ブランズ グループ ホールディング(GLOBAL BRANDS HOLDING)(以下、グローバル ブランズ)と長期ライセンス契約を結んだ。
グローバル ブランズは「ジョーズ」のメンズウエアやウィメンズウエアなどの商品のデザインや生産、流通を手掛ける。一方、シーケンシャルはグローバルマーケティング戦略を担当する。ブランドの創設者であるジョー・ダーハンは引き続きクリエイティブ・ディレクターとして、商品デザインやブランドのマーケティング戦略をリードする。新体制の下の「ジョーズ」のファーストコレクションは2016年春夏を予定している。
シーケンシャルはブランドのライセンス契約を多く担い、プロモーションやマーケティングを行っており、「ジェシカ シンプソン」や「エレン トレーシー」などを扱う。グローバル ブランズもアパレルやフットウエア、ファッションアクセサリーなどのアパレル企業のデザインや生産を行っている企業で、「トミー ヒルフィガー」や「カルバン クライン」などを手掛けている。「ジョーズ」は01年にスタートしたカジュアルブランドで、ウエアだけでなくアクセサリーやフットウエアまで展開している。世界中に店舗を構えており、日本では東レ・ディプロモードが手掛けている。