トム ブラウン インク(THOM BROWNE INC.)はCEOにロドリゴ・バザン(Rodrigo Bazan)前アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)社長をCEOに任命した。ジョシュ・スパークス(Josh Sparks)の後任だ。
バザンはマーク ジェイコブス インターナショナル LLCでヨーロッパ、中東、インド地域のバイスプレジデント兼ジェネラルマネジャーを経て、2010年12月にアレキサンダー ワン初の社長に就任。ブランドのグローバル出店や商品ラインアップの拡大を監修し、5月初めに同職を退任していた。
トム・ブラウン「トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)」創設者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーはバザンについて「われわれのビジネスの長期的な成長計画への理解とコミットメントを持っている。彼のリーダーシップの下、『トム ブラウン ニューヨーク』はグローバルなメンズおよびウィメンズブランドとして確立し、ビジネス面でも成長するだろう」とコメントした。バザンは「トムは力強い視点を持ち、アメリカンカルチャーに根付いたモダンなブランドを作り上げた。グローバルに活躍するブランドに育てる基盤はしっかりある」と語った。また、3月にブランドの株式を取得したサンドブリッジ キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)のケン・サスロー(Ken Suslow)=マネジングパートナーは「バザンは珍しい組み合わせの才能を持っている。ワールドクラスな(グローバル)経営者であるものの、ブランドのビジョンを決して忘れることはない」とコメント。
EVAN CLARK
訳 WWDジャパン編集部