ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)は5月16日、新CEOにマーク・ランガー(Mark Langer)最高財務責任者を任命した。2月に退任したクラウス・ディートリッヒ・ラース(Claus-Dietrich Lahrs)前CFOの後任だ。
ミシェル・ペローダン(Michel Perraudin)監査役会会長は「われわれは、ランガーCEOの仕事ぶりに自信を持っている。ここ数カ月素早い対応と決断力、戦略的な洞察力を見せてきた。彼を任命するのは間違った選択ではないと確信した」と語った。一方、ランガーCEOは「私はこのチャレンジングで責任のある役職を担うことを楽しみにしている。私はヒューゴ ボスのポテンシャルだけでなく、利益を生み、持続可能な成長を実現する会社に立て直すために何が必要なのかを理解している」と話した。
ランガーCEOは2003年1月に同社に入社し、10年から役員会に在籍していた。ヒューゴ ボスの業績は近年低迷しており、16年第一四半期決算は純利益が前年同期比51%、営業利益が同52%と減益だった。また、同社は15年、中国での販売の落ち込みや米国での大幅な値引きが原因で半年に2回も業績予想の下方修正を行った。
JEAN E. PALMIERE