ファッション

伊ブランド「ディメンシオーネ ダンツァ」のバスターリCEOが語る日本市場の可能性

 ヒーローインターナショナルは、2013年春夏シーズンから輸入販売を行なう伊ブランド「ディメンシオーネ ダンツァ(DIMENSIONE DANZA)」の販路開拓を推進する。現在は、伊勢丹新宿店や日本橋高島屋、大阪・なんばパークスを軸に販売しているが、今後も百貨店、専門店販路を強化。ダンスシーンから派生したストリート色の濃いカジュアルウエアを訴求しながら、14年春夏シーズンは、ジャンプスーツやショートパンツ、マイクロスタッズと付けたシャツなどを並べ、ヴィンテージ感のあるアイテムを提案する。

 また、伊本国からアレッサンドロ・バスターリCEOが来日し、日本市場を強化する考えを明らかにした。同CEOは「目の肥えた消費者が多い日本で市場開拓が成功すれば、(15年から進出を計画する)中国や米国でも通用するだろう。『ディメンシオーネ ダンツァ』はミラノに直営店があり、世界で500店舗のセレクトショップと取引をしている。2012年度の世界売上高は120万ドルを超えた。日伊の消費者は、センスやファッション感度が近い関係にある。つまり、日本市場の可能性は大きく広がっている。ヒーロー側と協議しながら、百貨店などの販路を広げたい。アクティブで高品質なカジュアルウエアは、日本で売上高を拡大できる」と語っている。

 同ブランドは、1983年に設立。以降、20年以上にわたりダンスからインスピレーションを得ている。ニューヨークのダンスシーンに着目し、ストリート性、色使い、サウンドをベースにしたデザインが特徴。ダンスシーンでの使用を想定しながらも、高品質のカジュアルウエアとして提案している。レイヤードスタイルを中心とし、豊富なカラーリングを毎シーズン展開している。14年春夏は、1万円以下のTシャツから3万円台のアウターなど、手頃な価格帯で販売していく。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。