フィリピンで服飾技能訓練学校「ココラボ(COXCO LAB)」を運営するNPO法人ディアミー(DEAR ME)は国際女性デーの10月11日、サニタリースパッツブランド「アンジェライト(ANGELITE)」との協業を発表した。「ココラボ」で「アンジェライト」の一部の製品を製造するほか、現地での性教育の普及活動などを行う。
ディアミーが2023年2月にフィリピン・マニラに開校した「ココラボ」は、現地の貧困地区で暮らす女性を対象に、縫製やデザイン技術の教育や就業支援を行う。小森谷則子デザイナーが手掛ける「アンジェライト」はサニタリースパッツの製造ほか、16年からフィリピンでOEM・ODM事業を展開する。女性の活躍を支援するという共通のビジョンから、今回の協業が実現した。
まずは、「ココラボ」での「アンジェライト」のギフトラッピングポーチを製造する。また「アンジェライト」の一部の商品に、「ココラボ」への寄付金を付けて販売する。今後はフィリピン国内の学校や企業とも連携し、性教育や支援活動を広げていく。
ディアミーは、西側愛弓代表が2019年に設立。ファッションを通して、持続可能な社会づくりを目指す。「ココラボ」の運営ほか、フィリピンの貧困地区で暮らす子どもがモデルとして歩くファッションショーを開催している。