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リーバイスが「フルカウント」を3度目の提訴 “レッドタブ”や“アーキュエイトステッチ”に類似したデザイン使用でトラブル

リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)は9月、日本のデニムブランド「フルカウント(FULLCOUNT)」およびアメリカの小売業者フランクリン&ポー(FRANKLIN & POE)、スタンダード&ストレンジ(STANDARD & STRANGE)の3社がリーバイスの商標権を侵害しているとして、商標使用の差し止めおよび侵害品の押収、損害賠償などを求めて提訴した。

リーバイスによると、「フルカウント」が30周年記念コレクションの一部として発表したデニムジャケット、ジーンズ、Tシャツなどが、リーバイスの商標を侵害しているという。具体的には、リーバイスのジーンズのバックポケットに付いている“レッドタブ”や“アーキュエイトステッチ”と呼ばれるアーチ型の刺しゅうに類似したデザインが使用されていると主張する。

「フルカウント」からもリーバイスからも、コメントは得られなかった。

「フルカウント」がリーバイスの商標を侵害したのはこれが3度目で、過去には2009年と18年に訴訟となった。いずれの裁判もリーバイスの主張が認められ、侵害品の製造・販売などが差し止められた。リーバイスは、過去にも類似の紛争が起きていることから「フルカウント」の行動は故意であり悪意があったと主張する。

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